MUKU-DATA  無垢一枚板いろいろ

「いい板が入ったから見に来ない?」って連絡がきました。

最近は方々からちょっと変わった板や無垢フローリングなどあると
御連絡をいただけるのでありがたく思っています。
当社が好んでいる材を先方は皆さん解かってくださっているようです。

板を仕入れる際の価格ですが、
もちろん、大体これはこれ位という相場はありますが、、
皆さんこの板が仕上がってテーブル等になった時
いくら位なら受け入れていただけるかなぁ?
って考えます。

エンドユーザー様への価格-(加工費+乾燥期間+当社利益)=仕入れ価格
書くとごく当り前ですが、
自分の中に基準をもっているという事です。

この形になってここまでくるのに、
山や里に何十年、何百年とその土地を見守り、何かの都合で伐採される事となり、
立木伐採の人が枝をある程度落してからクレーンを使ってチェーンソーで3m、4m、と伐っていく。
丸太は市場などへ運ばれて競りにかけられ、製材業者さんのもとへ。
そこの製材所が考えた寸法に製材されて板や角に姿を変える。
再度、市場へ板などとして並べられ競りにかけられる。
落札した地元の大きな問屋さんへ運ばれ、その周辺の材木屋などへ行く事となる。
材木屋の倉庫で数年乾燥させるのに寝かされて、割れたり反ったり・・・
プロの工務店さんへ行ったり、大工さんのもとへ行ったり、
再度製材機で修正挽きして、大型万能機等で反りを均してから
大工さんや家具屋さんなどに加工されてテーブル等に生まれ変わる。。
(結構長い道のりですね)

その過程でさまざまな事情等あるのでしょうから、
先方から買う際は強く値切ったりはしませんしできません。

これは最終的にいくらで使っていただきたいから、この値段だったら見合う、買おう。
という自分の中にある基準だけです。
いいなぁと思ってもその価格が基準以上であれば買わないという事です。

それぞれの材木屋、仕入れ担当者によって好みも違いますから
それぞれのお店ごとに特色が表れるかと思います。

板を購入する際は、色々と楽しみながら沢山見て歩き
分からない事はとことん聞いたりしていると
自分好みの一枚がきって見つかると思いますよ。
この板は絶対私のところへ来るべきだぁ! って。

木を見ていると人を見ているように
はやりいいですね。飽きません。

本日購入した板は
欅  16枚
栃  1枚
胡桃 5枚
欅は少し小さめのテーブル用が主
胡桃は巾がそれほど大きくないので、小さいテーブルもしくはカウンター材などに

比較的、安く御提供させていただける材ばかりです。
後日また御案内させていただきます。

コメントを残す